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映画「奇跡」ロケ地 [日記]

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2011年6月25日(土) 映画「奇跡」の熊本ロケ地に行ってきました。

映画「奇跡」は 今年の春、両親と出席したある会で、
70歳を過ぎられた会長さんから この映画のチラシを見せていただき
知りました。

話をうかがってみると この方の敷地で映画のシーンが撮影されたとの事でした。

映画のチラシを見ると 監督は『誰も知らない』の是枝裕和監督で、
出演のキャストも蒼々たるメンバーで お~っ そんな映画が熊本で撮られていたなんて
知らなかったなぁ・・と。
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©2011「奇跡」制作委員会

その方の話によると 「子供達がいっぱい出ていて、監督は撮りなおしをする時
”今のも良かったけれどもう1回撮って見ようか"と優しく声をかけ 
上手に撮りなおしをしていた」と教えていただきました。

ただ、それだけの事だったのですが印象に残りました。

せっかくだから映画館で 映画を見てみようかなと思い、
6月の公開を楽しみにしていると 九州では先行ロードショーがあり
是枝監督や 主演のまえだまえだの兄弟二人が舞台挨拶があるということで
6月5日(日) TOHOシネマズ光の森に友達を誘って3人で見てきました。

映画を見終わって 色々感想を話ながら 
「あの新幹線がすれ違うところのトンネル司会者の人は"松橋"って言ってたけど 
松橋にはあんなとこないよね。不知火かな?」と。

友達も 「松橋エリアであんな小高い丘はなかったはずだけど・・」と
どうも 「松橋」というところに ひっかかりがあるのです。

ちなみに「松橋」は 「まつばせ」と読み
「不知火」は「しらぬい」と発音します。

ということで そのことを確かめるために 一緒に
実際現場に足を運ぶことにしました。

当初6月12日(日)に予定していたのですが その日ちょうど大雨で
河川は氾濫寸前。道路の至るところが冠水していました。
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うちの家の前もこんな状態で しかも避難勧告が出てしまい 
その日はやむなく中断。

仕切り直しの6月25日(土) 15:30 川尻駅で待ち合わせをして
ロケ地めぐりをスタートしました。 が、残念ながらこの日の天候も雨。

今年の梅雨は 本当に毎日しっかり雨で この1ヶ月 晴れ間を見たのは
ほんのわずか。 早く 晴れの日がこないかな・・^^。

youtube動画:映画『奇跡』予告編

●映画「奇跡」公式サイト (クリック

ところで、この映画は くるりの曲が主題曲になってますが
これがなかなかいいのです。 
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イラスト:吉田戦車 (●くるり オフィシャル

「奇跡」サイトの ABOUT THE MOVIE コーナーに行くと
この曲が流れています^^。 

●公式サイト ABOUT THE MOVIE (クリック


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ところで、実際のロケ地をめぐる時、手元にある資料は
これだけ。映画のパンフレットと予告編からの数枚のキャプチャー。

いつものように原始的にキキコミで ロケ地にアプローチすることに。

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映画はまだ1回しか見たことがなくて 記憶だけでたどる
ロケ地めぐりになりました。 

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このパンフレットは 映画のことをより深く知ることが出来
買ってよかったなぁ・・と思いましたが 
ロケ地検証のためにも大切な資料となりました^^。
(写真の一部は このパンフレットを写させていただいてます)

①JR川尻駅 (15:26-15:46)
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川尻駅 

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駅の方に「奇跡のロケ地を見に来ましたよ~」と伝えると
親切にしていただきました^^

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映画「奇跡」コーナー。

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是枝監督からいただいたもの。

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熊本日日新聞社の特集記事
「日常を撮りたかった」

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JR九州の車内誌 『プリーズ』
監督とまえだまえだ兄弟のインタビュー特集

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JR九州 川尻駅よりの運賃表

●映画ロケ地の最寄駅 (川尻駅~宇土駅~松橋駅)
だいたい20分に1本間隔で走ってます。

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川尻駅構内

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映画「奇跡」のポスター

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2番3番ホームより

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帰るシーン

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3番ホーム

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川尻駅の撮影が終わり帰ろうとしたら
ちょうど八代行きの列車が入ってきました。

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よくこのタイミングで列車が来たなぁ・・。

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舞台挨拶の時 前田航基くん(兄)が話していた 
熊本のお気に入りの田園風景。

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川尻駅は新幹線高架が目の前にあります。

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駅長室看板(レトロです)



②くまもと工芸会館 15:50-16:00

パンフレットの「撮影協力」に記載されていた
熊本市川尻町の 「菓匠たてやま」さん、「ヘアーサロンしらき」さん
「瑞鷹酒造」さんを探すことにしました。
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これは熊本市近郊の地図

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ピンク下線がJRの駅です。

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川尻駅付近の地図

川尻駅方面から くまもと工芸会館を通り過ぎた右側に
瑞鷹酒造さんがあったので立ち寄ってみると どうも 同じ瑞鷹さんでも 
ロケとは少し離れていて別の場所みたい・・。

その前に ロケ地協力に載ってはいたものの
川尻って どんなシーンで出てきたっけ? と。

そこで 近くの「くまもと工芸会館」の人にたずねることにしました。

瑞鷹さんの敷地を出るとき、こんな旗を見つけ思わず写真を^^
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熊本のマスコット
「くまモン」「ゆっぴー」「ロアッソくん」の三位一体旗! (≧ω≦) 

なんと おいしい~^^

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これが 「くまモン」♪
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ゆるキャらながらツイッターもやってて そのキャラゆえに
只今 ブレイク中  

人を夢中にさせる何かを持っているみたいで 
1度 生くまモンを見ると ヤバイというもっぱらの噂。
(実際 私もやられました(>_<)!)

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さて 「くまもと伝統工芸館」には 映画のことをお聞きしたくて入ったのですが
実際入ってみると なかなか素敵で熊本の伝統工芸品が 
色々展示してありました。(入場無料)

●くまもと工芸会館 クリック

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おばけの金太

入り口には熊本県警察のマスコット
「ゆっぴー」のぬいぐるみが。(・∀・)!
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「ゆっぴー」のバックショット(≧ω≦) 

こちらの方に 「映画の撮影が 川尻町であったみたいなんですけど・・」と
うかがうと 「話は聞いたことがあって 映画を見に行きたいとは思ってますが
撮影のことは詳しくはわかりません」 とおっしゃられていました。

そこで 立山菓舗さんの場所を教えていただくことに。

川尻町は 昔から河港町として栄えていたので古い町並みが残っていて
色んな職人さん商人さんがいます。 その中でも有名なのは
鍛冶屋さんの川尻刃物(包丁)、川尻桶などで 本当にいいものを
作ってらっしゃって 良いものを1つ持っていると 日々の生活が
幸せなので 川尻の製品を持つのは私の中では憧れなのです。

そして川尻には 「開懐世利(かわせり)六菓匠」といわれる
和菓子のお店が6店舗集まって切磋琢磨されています。

今回 「撮影協力」の中に 和菓子のたてやまさんの名前があったので
早速行ってみました。

そしてこの界隈が 「熊本市川尻町4丁目」になります。

③川尻4丁目 (16:02-16:17)

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あとで ロケ地の現場で会う約束をしている方へのお土産に
こちらで和菓子を買いました。

お店の方には 映画「奇跡」のロケ地の関係で来たことをお伝えして
ブログUPの了解をいただき 店内を写させていただきました。
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これが 工芸菓子の「ぼたん」です。
すごくキレイ~^^

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「鮎の塩焼き」
わ~ 本物みたい。

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「みかん」

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「筍」

こちらのお店も 「開懐世利六菓匠」も
よくテレビで取り上げられています。

子供達に お菓子作りを体験させる運動をして
地域の町おこしをされてるそうです。

未来への宝物である子供達に 色んな経験させて
大切なものを伝えたいということでした。

●「開懐世利六菓匠」 その1 その2

立山さんに映画の撮影の話をうかがうと
お店の前の「路あかり」が 撮影に使われたと教えてくれました。

「路あかり」のことは知らなかったのですが 川尻小学校から
小路橋付近のまでの裏路地を 路灯り(みちあかり)といい
この通りの家々の人が夜、灯りをつけた灯篭を飾っているそうです。
(残念ながら 先日の水害で 灯篭が壊れたおうちが多かったとのこと)

「わ~それなら 今度夜来てみますね」 と話をしましたが
かわしりTVさんの動画に ちょうど 映画「奇跡」の路あかりでの
撮影風景が紹介されていました。

YouTube動画:かわしり路あかり (かわしりTVさん) 

かわしりTVさんのHPによると 映画の撮影は2010年10月21日 川尻町の加勢川堤防で
撮影があり 翌日22日 18:00頃から 路あかりで撮影があったようです。

●川尻界隈地図 (かわしりTVさんサイトより)

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ヘアーサロンしらきさん(クリック

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瑞鷹(ずいよう)さん(クリック

瑞鷹さんは 熊本の古い酒屋さんですが ここの東肥赤酒は
熊本独特のもので 熊本ではお正月のお屠蘇は ほとんどの家が
こちらの「赤酒」を飲んでいます。
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●瑞鷹 東肥赤酒 (クリック

本当は 川尻ではもっと素敵な写真を撮りたかったのですが
雨もひどく 次のロケ地が待っていたので 後日晴れた日に
ゆっくり 写真を取り直しに行こうと思います^^。
(映画も もう1回みてロケ地ポイントを確認しないと)

④旧宇土シティ  (16:34-16:45)
*子供達が 新幹線がすれ違う場所として最初に目をつけた場所
宇土→ 「うと」と読みます。
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これは 映画館の立看板や映画パンフレットで紹介されてる
奇跡「九州ロケ」マップです。

映画のストーリーは
両親の離婚で 鹿児島と福岡に離れ離れに住んでる兄弟(まえだまえだ)が
九州新幹線の1番列車 さくらとつばめがすれ違う場所で奇跡がおこり
願いが叶うという噂を信じて 子供達だけでその場所に向かうという話です。
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子供達なりに一生懸命 自分でお金を作り
計画をたてます。

ところが実際に現場に来て見ると 新幹線がすれ違う場所付近は高架ばかりで
なかなか地上からすれ違う場所がみあたらないのです。

これは 是枝監督自身の経験を そのまま
映画に生かしたそうです。

最初 監督が考えていたストーリーは スタンドバイミーのようなイメージで 
子供達を新幹線の線路を歩かせるつもりだったとのこと。

そして 新幹線がすれちがったあと 線路の向こう側とこちら側は
それぞれ男の子と女の子が立っていて そこで恋に堕ちる という
ラブストーリーの設定でした。

ところが オーディションを開いたところ まえだまえだの二人が 
ずば抜けて光っていたので どうしても二人一緒に使いたくなり
急遽 離れて暮らす兄弟の話に変更したそうです。(舞台挨拶より)

しかも 熊本のロケ現場に来てみると 新幹線は高架ばかり。
とても 線路の上を歩かせるような絵はとれず それどころか
すれ違う場所を見るところすら ままならず。

そういう苦労を 子供達にも映画の中で そのまんま体験させた
との事でした。

ということで 最初「宇土シティ(うとシティ)」で撮影を予定していたものの
ここでは 高さが足りず 新幹線がすれ違うところを
見ることができませんでした。
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現在「宇土シティモール」としてリニューアルして営業中。(HP
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確かに ここからでは新幹線を見るには
高さが足りません。

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れんとくんが 迷子になる道

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緑の田園風景
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【宇土シティモール地図】
このあたりに詳しい友達の話ではJR宇土駅から歩いて
10分程度でいけるのでは?とのことでした。


⑤宇土市 (子供達がひと晩泊めさせてもらった老夫婦の家) (17:27-17:44)

今回のロケ地めぐりで 一番情報がなかったのがここです。
ストリートビューで ある程度下見はしていましたが
このあたりに土地勘がある友達の運転で 目的のエリアへ。

ちょうど 皆さん田植えをされていました。

宇土シティから 車で10分もあれば到着できるのですが
エリアに到着してからは ただただ聞き込みあるのみ。

何人かの方に 「あのう・・ この地区で映画の撮影があったと思うのですが・・」
と聞いても どなたも「知らない」 というのです。

そんな中で 「この地区の全世帯数は 〇軒だもんね。」という
有力な情報を教えてもらい 俄然元気が^^。

そして まずは車で地区を一通りまわり それでも わからず
歩いて回ってみることにしました。

歩いて1軒1軒まわってみたものの それでもやはりわからず
このあたりの人に 尋ねてみようか・・と思っても
どなたも外にいらっしゃる方はいなくて・・・。

色々グルグル回ってみた結果 私が 
「やっぱりここの家なんじゃないかなぁ・・。玄関と庭の雰囲気は
こんな感じだったと思うけど。 他にそれらしい家はなかったし
消去法でいうとここではないかなぁ・・?」というと
友達は 「入り口のところが違うような気がする・・」と。

映画を見た時 感じた特徴をいうのです。

でも とりあえず それらしい御宅はみつからなかったので
とりあえず 私が このおうちでは? と思った御宅へ
勇気を出して伺うことにしました。(もうドキドキです)

すると女性の方が 出ていらっしゃって 映画のことをたずねると
「それはここではなく あそこのお家ですよ」と
丁寧に教えて下さいました。 (本当にありがとうございます)

車で教えていただいたおうちを訪れると・・
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お~っ 確かにここです。
友達が言ってた特徴と一致します。

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このお家のシーンは映画の中で 大事なシーンでした。

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丼ぶり茶碗が置いてあった玄関。

映画の中では 子供達は新幹線がすれ違う1番列車を見るために
前日のうちに熊本へとやってきますが 
どこに宿泊するのか・・ ということまでは頭がまわっていません。

そんな中で 色々縁あってこちらの老夫婦の御宅に
泊めさせていただくことになります。

今は子供達も遠く離れて 二人きりで過ごしている老夫婦は
久しぶりに家の中で子供達の笑い声がして 幸せな気持ちになります。

そんな ささやかな日常の「奇跡」をこの映画は描いてます。

実際のおうちの方(女性)は 突然の私達の訪問にも 驚かれたと思うのですが
とても丁寧に応対してくださいました。
(あ~ん (>_<)! なんで このぶしつけな訪問に、
何故菓子折りひとつでも持参しなかったのか・・)

この縁側でお話をうかがうことになりました。
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久しぶりに再会した兄弟が この縁側で おじいちゃんのかるかんを
ほうばったり 背くらべをする印象的なシーン。

おうちの方の話によると 電灯や色々調度品を変えて
映画のイメージにある雰囲気をつくられた とのこと。

なるほど~。 

撮影が終わったあと テレビ番組で再び訪れた まえだまえだの二人が
ここのおうちの縁側を見て 「あれ?雰囲気が違う」というと
監督が「これが本当なの。あの時は 映画にあわせて変えさせてもらったの」
とおっしゃられてましたねぇ。 (ロケ地めぐりをしたあと この番組を見ました)

そして おうちの方が目の目に留まっていた軽トラックを指して
「映画の中では この軽トラで 新幹線がすれ違う場所に子供達を
送っていったという設定になってました」
と おっしゃられるのです。

えっ? あの時のトラックが この目の前にある軽トラ?
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わ~っ (・∀・)イイ!

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映画のシーン

子供達も 軽トラに乗ったのは 楽しい思い出だったと
語ってました。

そして おうちの方は 「映画で屋根の部分も映りましたよ」 とおっしゃられていたので 
自分で撮ろうと思いましたが 背の高さが足りず・・。

縁側にいらっしゃるおうちの方に 「あのう・・ 私はそこにあがって
写真を撮らせていただくわけにはいかないので よかったら
シャッターを押していただけたら ありがたいのですが・・」とお願いして
撮っていただいた写真がこれです。
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突然訪れて しかもこんなお願いまでする失礼な私。 (≧ω≦) 

そんな私達のために おうちの方は 「よかったらあがって行かれて下さい」 
と 親切におっしゃて下さいました。

まさか お座敷にあがることまでは考えていなかったので
思いも寄らない言葉に ありがたく思うばかりでしたが
映画に出てきたあの場所に? とえらく興奮してしまいました。
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ら、興奮のあまり ブレブレ (>_<)!  せっかくなのに・・。

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奥の部屋も案内していただきました。

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縁側。

私のおばあちゃんの家も 大正時代の農家なので
築90年以上経ってますが(五右衛門風呂だったり かまどがあったりします)
こういう造りのおうちは 本当にいいですねぇ。

家の中に風がしっかり通って 座敷があって
本当にいいです。

この地区の方も 撮影には色々協力してくださったそうです。

ここのおうちの方も地区の方も 私達の突然のぶしつけな訪問にもかかわらず
本当に丁寧に対応してくださったんですよね。 
そして ブログのことも許可いただき ありがたく思いました。

私はこれまで 韓国、ヨーロッパ、NY、他 色んなところのロケ地を
まわらせていたきましたが ロケ地めぐりをして思うのは
観光地では感じることができない 日常の風景が 素晴らしいなぁ と。

そして その日常の風景は どんな観光地よりも
深く印象に残り よい思い出になります。

私にそんな よい思い出を作っていただいた ロケ先の皆様には 
あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

⑥新幹線がすれ違う「奇跡」の場所  (17:56-18:32)
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(画像:公式HPより)

映画を見終わったあと、新幹線さくらとつばめ すれ違う場所は不知火じゃないか? と
推理していたのですが 友達も 「松橋ならわからないけど 不知火なら
確かに有かも・・」と。

それから数日して ちょうどバスで松合線を通る機会があり
旧不知火町役場(現 宇城市役所)から少しく走ったところで
新幹線の高架下を通りました。

あっ 新幹線高架だ ! と思い
ふと右側を見ると 小高い丘があるのです。

もしや ここでは? と えらく気になりましたが
バスの中なので どうすることもできず。

とりあえず 友達にメールをすると
「私もそこが怪しいと思ってるのよ」との返事。

数日たつと 今度は友達からメールがきて
「今日、この場所に行ってみたけど 『有』だね」 ということ。

お~ やっぱり? それならとにかく
一緒に行って検証してみようか と。

ところで、私が今回映画「奇跡」を知るキッカケになった
春 映画のチラシを見せてくれた会長さん・・。

今回のロケ地をまわる前日に 母から話を聞いてわかったのですが
この方の敷地で撮影した映画のシーンというのは
まさしく映画のクライマックス、新幹線がすれ違う「奇跡」が起るシーンの
ところだったのです。 

なんとビックリ。

映画を見た時、子供達がすれ違う新幹線に向かって 自分達の願いを
思いっきり叫んでいるシーンに 思わずホロリ。

子供達が本気で願いを叫んでいて じーん。

それで ロケ地検証に行く前日の夜 母に頼んで会長さんの御宅に
電話をかけてもらったのですが あいにくつながらず。

翌日の朝も 電話をかけてみましたが やはり
電話はつながりませんでした。

川尻駅で友達と15時に待ち合わせしていたのですが
ちょうど 雨の影響で渋滞に巻き込まれた友達から
「少し遅れる」と連絡があり その待ち時間の間に ダメもとで
もう一度だけ 電話をしてみたのです。

すると 今度は会長さんはご在宅で 私達が
これからロケ地を探しに行くことを話すと
「それなら 今日は家にいるから 連れて行ってあげましょう」と
おっしゃっていただきました。

なんと~ パチパチ ☆!

実際 友達が1度 下見に訪れてる場所ですが 鉄格子があって
その場所は どうも映画の場所と様子が違う・・ と思っていたらしく
もし連れて行ってくださるなら 本当に心強い と思いました。

宇土市のお宅を見せていただいたあと、会長さんに電話をすると
新幹線の高架下で待ち合わせることになりました。

わざわざ 私達のために ご足労いただき 
なんとありがたき幸せ・・ 。・゜・(/Д`)・゜・。

この新幹線がすれ違う場所は 地図で説明するのは
わかりにくいのでポイントの写真を撮ってきました。

もし現場に行こうと思われる方は こちらを参考にされて下さい。

JRで来られる方は JR松橋駅下車。
タクシーがいつも常駐してますので タクシーを利用。
現場まで10分弱です。

バスの場合は産交バス松橋営業所下車。
そこからタクシーで10分。

車の場合は 熊本から国道3号線を 松橋・八代方面に向かって走り
三角半島の下側のルート 国道266号線(松合線)へ右折。

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左手に宇城市役所(うき)が見えてきて

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不知火町高良(しらぬいまちこうら)の信号から右。
(ジョイフルのところを右折。)

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道なりに走ると

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新幹線高架が見えてきます。
ここを右。

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右側に池が見えてきます。

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鴨がいました。

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池が右に見えてきたらカーブミラーから左折

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コスモスの場所どこだろう? とつい探してしまいます。
映画通り、宇土シティのそばなのか 新幹線がすれ違うところなのか
はたまた「老夫婦の家」の地区なのか・・?
ここは コスモスが咲いた頃に また探しにいかないといけませんね。

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映画の中ではコスモスのシーンも印象的に撮られてました。

実際の新幹線の開通は2011年3月12日なので
コスモスは咲いていない時期ですが でもそれは
映画の中のことだから・・と 細かいことは気にせず。

それより もし厳密に映画が 新幹線の開通日に背景をあわせたとしたら
あのコスモスのシーンは カットされていたのかな・・?と。
そっちの方が 惜しいような気がします。

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新幹線高架をくぐりぬけると・・・

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こういう光景が。

友達は前回 このトンネルをくくってすぐのところだと
思ってたらしいのですが 案内をしていただく会長さんは
その場所は通過。

友達も 「あ~ やっぱりここじゃなかったんだ~ (>_<)!」 と。

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こんな感じで カーブを登ったところの切り込みに駐車して少し歩きます。

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いよいよかと興奮して またまたこんな
ボケボケ写真・・ (≧ω≦) !

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車を降りて少し歩くと このようなフェンスがあります。

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フェンスの切れ間まで登ったら・・

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会長さんが 「ここから入っていきます」 とのこと。

友達と二人で ええっ!? Σ(゜Д゜) ? と ビックリ。

まさか ここを歩くとは 全くそんな発想がありませんでした。

(*6月30日追記)昨日 もう1回映画を見てみたところ しっかり
子供達、ここのフェンスの中に入ってるシーンが映ってました。なんと~!
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このあたりまで歩いていくと

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まさしく 新幹線がすれ違う「奇跡」の場所。
感無量です。

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目の前に広がる風景

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奥には茶色の建物 宇城市役所が。

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「実際の映画は まさしく このあたりで撮影してました」 といわれた時
私達だけで訪れても こういう具体的な場所まで わかるわけもなく
本当にありがたいなぁ・・と。

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しばらくいたあと もとに戻ることにしました。
(ホント こんな感じの場所なのです)

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そして また更に奥に登ると・・

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左手に見えるこの景色。

5月に「奇跡」を特集する番組があり ここで撮影された
とのことでした。

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今度は 歩いて一番最初に新幹線高架を くぐってすぐの
エリアに行きました。

ここは 道が踏み固めてある形跡があり 何人かが
訪れてきているようです。

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会長さんも 「ここは 新幹線がよく見えるスポットでいいところなので
このあたりを公園にしようか・・という話がでてるんですよ」 と
教えてくれました。

まだ 全然具体的な話はないそうですが 実現されたら隠れたスポットに
なりそうですね^^  新幹線がすれ違う時間を計算して
何も知らない友達を こっそりここに連れてきたら すごく喜びそう・・。

あ・・ でも 映画を見てないと わくわくぶりが半減か。(≧ω≦) 
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そうこう話をしてるうちに 新幹線がやってきました (・∀・)!

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ところで 新幹線高架のところにはってあるこの表示。

会長さんが 「これ東京駅を基点に1183km200mの地点」という
意味だよ」 と教えてくれて おお~っ  と。

本当に 東京からここまで新幹線がつながったんだ・・。・゜・(/Д`)・゜・。
と 実感。 ちょっと感動・・。

さて 今度は 池のカーブミラーのところまで戻って もう1箇所
ロケ地があるから・・ といってあと1箇所連れて行って下さいました。

宇城市役所方面からくると 右手に池があって左折しましたが
それを左折しないで まっすぐしばらく走ります。

すると二股に分かれている道があり、そこは左へ。
次に また道につきあたると そちらも左へ。
山の中へ入っていく方向です。

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すると こういう場所が見えてきます。

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この三叉路の道に差しさわりのないところに
車を停めます。

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一番左側の道へ歩いて左手にはいり階段を通り過ぎると・・

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お地蔵さんが。

ここは 子供達が「ここに埋めていこうか?」 といった場所です。
(ネタバレになるので 何を埋めようとしたのかは伏せておきますね)

実際 映画の中では このお地蔵さんの近くで
撮影されたようです。

この付近は お墓がいっぱいありましたので これ以上
追いかけることは控えることにしました。

会長さんの話によると このあたりは
町内でお葬式があったときの道具を収めていた
場所とのこと。

そういう話も 地元の方に教えていただいてこそ
知る得る話です^^。

車に乗り込み 元来た道には戻らず
そのまんま 山の中を抜けていくことになりました。
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(この地図の真ん中の道)

狭い山道を抜ける前、会長さんが
「この道をまっすぐ行くと ウキウキロード(広域農道)に出るもんね」
と1コトおっしゃられていたので 安心してついていきましたが
普通だったら こんな山にはいると 戻ってこれなくなる・・と
不安になるから 絶対行かないよね と話をしてました。

そして 山の頂上あたりに差しかかったとき 右手に見えてきたのは・・
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あっ 新幹線の線路だ!

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よく見ると さきほどみた奇跡のトンネルの
反対側だったのです(・∀・)イイ!

お~っっ! パチパチ☆

これこそ 地元の人に連れてきてもらわないと
絶対にわからない 隠れたスポット。

今回、案内していただいた場所は 全部 それこそ
自分達の力では いけない宝物のような場所でした。 

映画を見てない人にとっては 普通の風景かもしれませんが
「奇跡」を見た方には たまらないスポットかと。
(特にトンネルの反対側は 隠しアイテムのような・・^^)

このトンネルの反対側の地点から先に しばらく走ると  
広域農道のウキウキロードに出ます。
その道に出たら左折して また左折すれば
宇城市役所に戻ります。 山を一周する形です。

会長さんは 自分の敷地であるロケ地(新幹線がすれ違う場所)に
どなたでも自由に訪れてくださっても大丈夫ですよ とおっしゃられてたので
今回 こうやって具体的にご紹介させていただきました。

なので 個人的には ロケ地ではタバコの吸殻や
ゴミなどのマナーをお守りいただけたらいいなぁ と願ってます^^。
(会長さんは そういうこと何もおっしゃってなかったんですけど・・)

会長さんにお礼をお伝えして 川尻のたてやま菓舗さんで買ってきた
お菓子をお渡してお別れしたのですが 本当にありがたい1日となりました。

主なロケ地は ほとんどまわることができ
思いもよらぬことが 色々起こり また各々のロケ先の方達に
お世話になりながら 幸せな1日でした。

こういう何気ない日常にも 幸せっていっぱい
あるんだなぁ と。

私には幸いなことに まだ 父がいて 母がいて兄弟がいて
家族が全員そろって暮らしています。

20代の頃は 考えもしなかったけれど
そういう当たり前の日常が どれだけありがたくて
「奇跡」的なことか。

30歳を過ぎた頃から よくそういうことを思うようになりました。

そんなときに 縁あって 知ることになった 映画「奇跡」。
是枝監督も 日常の幸せがテーマ・・ ということを
おっしゃられていました。

数年前 監督の父親的存在だったプロデューサーの方が亡くなり
自分が元気になる映画を撮りたいと思ったそうです。

この映画には ハリウッド映画のような 大胆で派手な仕掛けもなく
日常の風景を そのまま切り取ったような映画ですが
映画を見て 20日経った今も 不思議と余韻が残っています。

そして なにより この映画を見たことで これだけ
色んなことを楽しむことができました。

やっぱり 日常の中にある幸せが一番いいなぁ と しみじみ。

最後に この日 小川町に用事がある友達と別れることして
松橋駅に送ってもらいました。
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松橋駅 

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この駅も 川尻駅と似た感じ・・。

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どことなく レトロな雰囲気が。

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色んなタイプの列車の写真が展示されてましたが
見てると和みます。

さて 松橋駅から電車に乗って 川尻駅まで帰ることにしました。
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こんな風景や
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こんな風景を 探しながら帰ってました。

ふと見ると 
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あ・・ この車両は 

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この時 撮影した車両と同タイプだ^^。
(この路線は 横長シートのタイプの車両も走ってます)

川尻駅に到着すると 先ほどの駅員さんがいたので
「ただいま~^^ 新幹線がすれ違う場所行ってきましたよ。
やっぱり電車っていいですね」 というと 「ありがとうございます^^!」
とおっしゃられていました。

地方に住んでると どうしても車中心の生活になってしまってますが
こうやって公共機関を使って 景色をのんびりながめながら
目的地までたくさん歩いて・・ というのもいいなぁ と。 

今は なんでも 便利な世の中ですけど 便利すぎて
逆に不自由になっているような気もします。

あいてる時間は いつも携帯やパソコンを使い 目の前にあるものも
見えなくなっているような・・。

本当に大切なものを 見失わないように生きたいな と思いました。

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©2011「奇跡」制作委員会
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●ご質問がある方は こちらへお越し下さい。 クリック
  
●「奇跡とチャリティ」 2011年6月5日記事
  (映画『奇跡』の舞台挨拶)

●「ひとつになってくれてありがとう」 2011年6月23日記事
  (九州縦断ウェーブCMの話)


CAP0KOH0.jpg
【追伸】:松橋駅のこの看板を見て思い出しました。
この不知火地方の地名の由来にもなってる「不知火」

ずーっとはるか太古の昔から 毎年旧暦の8月1日、八朔の日の未明になると 
海岸線の沖に火の光がポツポツと 一列に現れるのです。

不思議なことに 毎年 この日になると現れるので
神秘の光 「不知火」と呼んでます。

これは漁師さんの漁火だろう という説もありますが
その日 漁に出ている船がなくても この火は出てくるのです。

学術的には 色々な学説が出てますが コンピューターが
これだけ発達している今でも 何で この日に出てくるのか
決定打がないみたいです。 (謎のまま)

昔 全国放送で この不知火の謎を撮影しようと思って
モーターボートを出して テレビカメラが沖まで出て
不知火を追いかけたことがありました。

カメラがその火に近づこうとボートで追いかけ 
少し遠くから撮影した映像をみると その謎の光は
サーチライトのような光を発していることがわかりました。 
その不思議な光の形状から 漁火ではないのは一目瞭然。

カメラを載せたボートは どんどん沖に行き、不知火に近づいていくのですが
いよいよ近くなってきた・・ というところで パッと目の前から
消えてしまったそうです。

あれ? と思った撮影スタッフ一同は 後ろを振り返ると
後方に 不知火があって もういちど そこに近づいてみると
やっぱり いつの間にか 通りすぎてしまうそうです。

何度もそういうことの繰り返しになって
いつ どうやって 不知火を追い越したのか 
とうとう 誰にもわからなかったそうです。

(要するに近づいてみても 実態がない?)

サーチライトのような照らし方、近寄ることは出来ない・・
旧暦の8月1日、八朔の日になると現れる・・。

やっぱり不思議です。

夜中に現れる・・ということで 私ももう随分前に 1回訪れただけですが 
今年は 8月28日の夜(29日の未明)に見ることが出来るようです。
なんとか 今年は見に行って見ようかなぁ・・。

見えるスポットは 不知火町の海岸線にある永尾神社(えいのうじんじゃ)で 
八朔の日の夜は「不知火祭り」をやっています。
(ちょっとした露店も出てます)

そして不知火が出たら 花火がうちあがってました。 
今もそうなのかなぁ?

その時は 1時頃見えた覚えがあります。

近くにある 味噌醤油屋さんの ヤマア食品(松合食品)さんでも
海沿いの小高い丘にあるので 不知火がキレイに見えて 
旧暦の八朔の日は 駐車場を開放してますとおっしゃられてました。
これ数年前に聞いた話ですが今もそうなのかなぁ・・。

(後日追記:その後、偶然ここを訪れる機会がありましたので
実際おうかがいしました。すると不法駐車が多くなったので
数年前から門を閉めることになったそうです。残念)

ちなみにここの醤油やポン酢おいしいです。 
九州人の口に合います^^。 関東の人にはどうかな?
生協にも卸してらっしゃるそうです。

ここから見る不知火海の景色はいいのですが
こういう高台から見ると 何故ここに不知火が出るのか
ますます不思議です。 

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コメント 9

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chocomint

puyonさん、あんにょん!
電話切った途端に、地震。ビビった・・・
誰か知らない預言者の預言、日にちがちょいズレたね。

「奇跡」のロケ地巡り、見知らぬ人を自宅に招いて下さる出逢い・・・
「田舎へ泊まろう!」ちっくな、大変有難い出来事ですね。
by chocomint (2011-06-28 21:27) 

puyon

>chocomintさん

奇跡のロケ地一緒に行きたかったねぇ・・。
残念。

>誰か知らない預言者の預言、日にちがちょいズレたね。
ジュセリーノさんの予言 まことしやかに都市伝説に
なってましたよね。 はずれて良かったです。

>「奇跡」のロケ地巡り、見知らぬ人を自宅に招いて下さる出逢い・・・
アポイントもなく 突然勝手に押しかけてしまって
どう考えても 失礼な話です。

でも・・ 本当に嬉しかったです。

映画でもいいシーンだなぁ と思ってましたが
実際に訪れてみると 私がたくさん 幸せをいただきました。
そういう風に 思わせてくださったことに とても感謝してます。 

最初 私達が訪れた時 ワンちゃんが 激しくワンワン吠えてましたが
おうちの方をお話をしている間に 自然とすぐに静かになったんですよね。
ワンちゃんも ちゃんと状況判断ができて 賢いなぁ と思いました^^。
by puyon (2011-06-28 22:26) 

ケグリ

(T_T)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たぶん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・奇跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全部見たら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(T0T)
涙かれちゃう(/_;)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう・・・・・前が見えない・・・・・・
1分58秒で・・・・・・・・・・・・・・・・・涙が止まらない(;_;

オンマが九州新幹線に乗りたいと言うので(*^_^*)
puyonさんの地図を参考に計画立てヨッかな中です~~~~~~~~^m^


by ケグリ (2011-06-28 23:12) 

puyon

>ケグリさん

>1分58秒で・・・・・・・涙が止まらない(;_;
私にとっても 今回 ロケ地に行ったことで
何かをいただいてきたような気がします。

そして思ったのは やっぱり映画館で映画を見るのは
いい ということです。

ポポロ 頑張ってくれたらいいのにね。

>puyonさんの地図を参考に計画立てヨッかな中
>です~~~~~~~~^m^
是非 お越し下さい。 
くまモン、馬刺し、太平燕、いきなり団子、SL人吉、ラーメン、
天草大王、辛し蓮根、イルカウォッチング、 そして
奇跡のロケ地。 色々取り揃えております^^。

でも7月の下旬は 仕事でアンダルシアの空だす。( -人-)チーン
by puyon (2011-06-28 23:40) 

リィ

puyonさん こんばんわ☆

「奇跡」私が行ける劇場では既に1日1回上映になってるので
早く観に行かなきゃです p(*`へ´*)
観てから、改めてこの記事を読んだらテンション上がるだろうなぁ♪

ところで、今日また「あな恋」観てきました。
50席くらいの小さいシアターに変わってましたが
広々としたVIP感漂うシアターで、しかもその回は満席だったので
とってもいい気分で観ることができました♪

なんだか勢いづいて、いろんな映画をたくさん観たい気分です(笑) 
by リィ (2011-06-30 00:09) 

puyon

>リィさん

>「奇跡」私が行ける劇場では既に1日1回上映になってるので
>早く観に行かなきゃです p(*`へ´*)

私も昨日 また映画館で見てきました^^。
実際のロケ地を訪れたら ロケ地からたくさん喜びと元気をもらったので
もう一度 映画を見たくなったのです。

そしたら・・・ 良かったです。。・゜・(/Д`)・゜・
1度みただけではわからなかったことも
二度見たら なんでこの映画が長い時間 心に余韻が残ったのか
わかったような気がしました。

今回 おじゃまさせていただいた 「老夫婦の家」では 
兄弟二人が縁側で色々話をする印象的なシーンがあるんですよ。
皆んなが寝静まっていたので 夜中のシーンなんだと思うんですけど
確かに屋根が映ってました。(1度目は気づきもしませんでした)

そしてその屋根のシーンの構図が すごく心に残って・・。
映画の中では屋根が大きく映ってるのです。(画面半分近く)
素人ながら これを見て 映画、丁寧に作られてるなぁ・・ と
思いました。

こういう背景1つ1つが 自然と心に残ってるのも・・・。
だから映画を見終わったあと余韻が長く続いたのかもしれません。

実際のロケ現場は ものすごい田舎ってわけでもないのですが
田植えされてる風景が広がる地区なので 私が住んでるところのように
夜中でもコンビニの灯りや 商店の電気がチカチカ という感じでもないのです。

私のおばあちゃんの家も日田市にあるんですけど 駅から
そんなに離れてはいないけど その地区はいまでも田園風景が残っていて
農家の家なので座敷が二つ続いて 縁側があるんですよ。
(築90年以上たってます)

おばあちゃんの家に泊まりにくると 夜の9時でも
すごく深夜のように感じてました。

確かに「おばあちゃん時間」というのもあったと思うんですが 
目の前に田んぼが広がっていたから 夜は光がなくて
暗闇がしっかり暗闇になって 星空がきれいに見えてました。

目の前に久大線の線路(単線)が走っていたので 夜 
列車の音がとても響いてて・・。

「奇跡」で この屋根のシーンを見たとき、このおばあちゃんの家で
体験した「暗さ」を思い出したんですよね。
そのあたりがよく表されてるなぁ と思いました。

おばあちゃんの家では 近くに商店もなく、遊ぶ場所もなく
電波の関係で何故かテレビもNHKしか映らず
しかもトイレは外にあったので怖くて 子供の頃は 泊まると
さみしい思いもしましたが 今 思うとそういう経験を
させてもらったことは 良かったなぁ・・と。

おばあちゃんは 信心深く 派手なこともなく地味に暮らしてましたが
亡くなったとき、お葬式はおばあちゃんのお友達の
心からの言葉に包まれ とても心が温まる良いお葬式になりました。

おばあちゃんは 父が子供の頃 本当のお母さんが
突然心臓発作で亡くなり 後添いさんとして来てくれた人です。

その時 すでに父の上二人のお姉さん達は
大人になっていて おばあちゃんと3歳くらいしか
年齢が離れてなかったみたいで ずっと年上のおじいちゃんの面倒を
頼まれてお嫁さんにきてくれたそうです。

子供を作ることも出来たけれど もし子供が出来たら
自分では分け隔てしないつもりでも もしかしたら 
自分が生んだ子を より可愛く思う気持ちが芽生るかもしれない・・ 

そうすると 今の子供(父)に さみしい思いをさせてしまうから・・ 
とあえて子供は作らないようにしたそうです。

こういう話も おばあちゃんが数年前に亡くなったとき、
おばちゃんから教えてもらいました。

そういえば 台所に 「良い心が 悪い心に負けないように」と
手書きで作った標語を 貼ってあったなぁ・・と。

亡くなる数年前に 台所に張ってあったこの張り紙を見て
「おばあちゃん これ何?」と聞くと 
「うん。 日々気をつけないといけないと思って貼ってるのよね」 
と言ってました。

そんな 人生の大先輩のおばあちゃんが身近にいたのに 
もっと大切なことを 色々学ばせてもらえば良かったなぁ・・と。

車でいけば2時間なのに どうして年に1回くらいしか
行かなかったのだろう・・。

でも おばあちゃんのことは 私達3人の姉弟の心の中に
間違いなく残ってるんですよ。 

そういう心の財産を残してくれて やっぱり 
素敵なおばあちゃんだったな と思いました^^。 
by puyon (2011-06-30 09:48) 

puyon

>リィさん

返コメの続きです。(長くなっちゃった)(≧ω≦)  

>観てから、改めてこの記事を読んだらテンション上がるだろうなぁ♪
うん。 多分 映画見たら お~っと思うと思います。

そして そのあと また映画を見たら
新たな発見が・・。

>50席くらいの小さいシアターに変わってましたが
>広々としたVIP感漂うシアターで、しかもその回は満席だったので
>とってもいい気分で観ることができました♪

やっぱり そちらでもレディースデーだったんでしょうか?
小さくても満席は嬉しいですよね。

>なんだか勢いづいて、いろんな映画をたくさん観たい気分です(笑)
そうなんですよ。 私も久しぶりに 映画館で映画を見る楽しさを
思い出しました^^。 

やっぱり 映画館で見た映画はずっと心に残るんですよね。
映画館っていいなぁ と思いました。
by puyon (2011-06-30 10:00) 

リィ

素敵な思い出話をありがとうございます (*´∀`*)
私の “ おばあちゃんち ” はどちらも遠くて
何か特別な事がある時しか行けなかったので
数えるくらいしか会えなかったんです。
“ おばあちゃん子 ” にすごく憧れましたね〜。
数少ない思い出だけど、やっぱりすごく温かい思い出として
心に残ってます。

映画館、こちらも水曜日はレディースデーですよ♪
で、毎月1日は映画の日で¥1000なので、明日「奇跡」を
観てこようと思います (´∀`)/
by リィ (2011-06-30 17:03) 

puyon

>リィさん

>数少ない思い出だけど、やっぱりすごく温かい思い出として
>心に残ってます。
わ~ それはいいですねぇ。

何が財産か・・ というと お金や物を残してくれるのも
財産かもしれないけれど 私の場合は一番嬉しい財産は
「心」や「思い出」を残してくれる財産みたいです。

リィさんの心の中にも 素敵な思い出が残っているんですね^^

>映画館、こちらも水曜日はレディースデーですよ♪
お~ どうも コメントを読んでると 水曜日レディースデーって
多いみたいですね。

>で、毎月1日は映画の日で¥1000なので、
あ うちの地区でもそうです。 ということは 全国同じなのかな?

レイトショーが安いのも どうも一緒みたいですね。
by puyon (2011-07-03 08:13) 

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